高分子やポリマーという言葉はどこかで聞いたことがあるけど、いったい何者なのか?
そんな疑問にお答えすべく、この記事では「高分子」について分かりやすく解説します。
高分子とは?
高分子とは「原子が共有結合でつながった大きな分子」のことを指します。
通常の分子は原子が数個から数十個集まってできたものですが、高分子は数千以上の原子が繋がってる巨大な分子なのです。
高分子は「ポリマー」とも呼ばれており、小さな分子にはない様々な特徴があります。
例えば、高分子(ポリマー)は軽くて色々な形状に加工しやすいという特徴があるので、いろんなところに利用されています。
高分子は意外と身の回りにたくさんある
高分子の説明だけ聞いてもピンと来ませんが、身の回りにも高分子が使われている製品がたくさんあります。
例えば、今身に着けている服も高分子で出来ています。
服についてるタグの組成表示を見てみると、綿やポリエステルといったことが書かれていると思います。
綿は天然から取れる高分子です。
ポリエステルは化学的に合成した高分子で繊維状にしたものを衣服に使用しています。
ちなみにペットボトルのPET(ポリエチレンテレフタレート)もポリエステルの1種です。
また、一般的に「プラスチック」と呼んでいるものは化学的に合成した高分子のことなので、「プラ」の表示がある食品包装もすべて高分子が使われています。
「高分子」という言葉だけではよく分かりませんが、高分子は身近なところで使われています。
色んな機能を持った高分子が日々開発されており、最新の製品に取り入れられています。
このサイトでは身の回りの高分子についても紹介していますので、是非ご一読ください。
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